原発事故、最悪の事態。未来永劫、福島県の一部が立ち入り禁止区域になってしまうのか。まさかこんな試練がこの国に、我々の世代に待っていようとは。大地震に大津波、いよいよ国家財政破綻も視界に入ったどころか目前にせまってきた。泣きっ面にハチ。もう一発何か来るじゃないかとういう不安もある。

しかしこうなってしまった以上、覚悟を決めるしかない。

山よりでかい獅子は出てこない

昔、政治家が窮地の場面で使っていたこの言葉。田中角栄総理の言葉として元秘書だった早坂茂三さんの著書にちょくちょく登場する。

早坂さんはこうも書いている。

「私が一番好きな言葉は『勇者、一人立つ時、最も強し』、山の向こうを見ても援兵来らず。このドス一本、胸にぶち込むことである。」

窮地における心得か。



季節来たれば、また花が咲く

被災された方々はそれまでしのげるだろうか。




シンガーソングライターの植村花菜(うえむらかな)さんの曲「トイレの神様」をはじめて聴いた。youtubeのビデオ再生回数からすると相当人気のある曲らしい。これはスピーチでも演説でもないが、音楽つきの物語という感じでアメリカのプロの話し手が使うstorytelling(物語による説得術)とまったく同じといっていい。話術ではないけれどもストーリー・テリングのとてもいいサンプルだと思う。


その内容は彼女の実体験に基づいており、祖母の思い出が物語のテーマとなっている。

おばあちゃんとの関係が良好だった日々。
おばあちゃんとの関係がうまくいかなくなった時期。
おばあちゃんと疎遠だった時期。
おばあちゃんの入院。
おばあちゃんとの再会と別れ。
後悔と感謝

もちろん歌の弾き語りとパブリック・スピーキングには違いもあって、パブリック・スピーキングでは、話し手は聴衆に何かをしてほしいわけだから話にはちゃんと「××をしてほしい」というメッセージがある。たとえば、この曲を前提にして考えれば「ずっと連絡を取っていない家族がいるなら久しぶりに連絡してみよう。手遅れになる前に」とか「感謝したい人がいるなら先延ばしせずに今すぐ伝えよう」などのメッセージが一般的だ。

ただそう言っただけでは人は動かない。北米のプロの話し手たちが何に心を砕き気を使っているか、何をいつも注意しているかを調べてみると、共通している課題は最終的にはただ一点。どうやって人を動かすのか。どうやって話の内容を記憶にとどめてもらい、どうやって実際に行動してもらうのかに尽きる。

・人生は短い

・いずれ別れが訪れる

・感謝を伝えるなら今のうち

・後でもっと優しくしてやればよかったと後悔する

・今やらなければ後で必ず後悔する

・喧嘩別れした親友は今どこに

・家族と仲直りするなら今のうち

・今すぐ電話をメールを

こいう箇条書きを骨子としたメッセージを力強く伝えるだけでは、人は納得し同意はしても実際の行動は起こさない。どんなにいい話であろうが、会場を後にするころには話の内容なんかもうほとんど忘れてしまっているのが普通だ。であるからこそ記憶に残させるために、そこにもう一つ仕掛けが必要で、そのためにプロたちはストーリー・テリングを使うという。

そのストーリー・テリングのテクニックは植村花菜さんの弾き語りと基本的には同じ。臨場感と感情移入。下のビデオを見てもらえばわかるとおり、知らず知らずのうちに孫の立場から曲を聴いているはず。おばあちゃんに感情移入してその立場から曲を聴く人はいないはず。



storytelling(物語による説得術)の効果

以上の観点からこの曲を聴いてもらえば、いい語り部による物語のパワフルな効果を実感してもらえると思う。さらに、記憶に残り忘れにくいとはどういうことなのか実際に確認してもらえると思う。

トイレの神様/植村花菜
http://www.youtube.com/watch?v=Z2VoEN1iooE&playnext_from=TL&videos=xlY16nT3Drc

こういう物語を聞かされて「だから今やらないでどうする」と迫られれば、そのメッセージの持つ影響力は、くどくどした箇条書きのメッセージのそれとは比べ物にならないほど大きくなる。

プロの話し手とは、結局、この曲と同じ効果を「しゃべり」で引き出せる人たちなわけだが、われわれも真似できる点はどんどん真似するほうがいい。



という質問にいろんな人が答えてますが、回答者が外国の人たちなので突拍子もない単語が出てきて面白い。笑える。

え~? わがまま?
http://www.youtube.com/watch?v=tXfH6mc4fFk&playnext_from=TL&videos=lWDcKVrNcIE


ビデオに出てきた中では「木漏れ日」はいい。イメージも音の響きも心地よい。

ぼくが好きな日本語といえば、電車や船舶の名称に使われている言葉をあげるかな。郷愁をそそるなんともいえない響きのあるものが多いと思う。

きりしま、あけぼの、つがる、みちのく、にちりん、うずしお、あかつき、ありあけ、ゆけむり、あさぎり、しなの、あかぎ

どれもこの国の美しい情景と結びつく。一つだけといわれれば「朝霧」を選ぶ。涼しげな響きがあるからだろうか。



そういう声がボクの頭の中にはつねにある。

英語の習得法について「ああしたほうがいい」「これはいい。あれはダメ」とかいつも書いているわけだから、自分自身で実践してみないわけにもいかない。お奨めの方法があるのなら、その方法で新しい外国語の一つや二つ習得できてしかるべき。

といっても一、二年で到達できるレベルの話ではない。かなりできるレベルというか、一部ネイティブをも上回れたと錯覚する程度まではなってみたい。となると5年、10年という単位の時間が必要になる。

10年というとかなり間のあく先の未来のようだけれども、誰にでも2015年、2020年はいずれやってくるのだから今から中国語をはじておこうと思う。そして2020年に振り返って、ちゃんとやれば語学はこんなにも身につくものなのかと進歩を実感できるようにしたい。その思いがあれば2020年という年が自分にとって特別で楽しみな年度にも思えてくる。

ただボクは今のところ中国語についてまったく何も知らないし、中国語を勉強したくてしかたないという心理状態でもない。だからやっぱり中国の歴史でも風俗文化でも何か興味を持てる対象を探り当てて、情報を集め、だんだんと中国かぶれになるように自分を仕向けていかなければならない。情熱を蓄え、その発露として中国語気分を味わうというふうに仕向けていかないとなかなか新しい言語に取り組もうという意欲はわいてこない。

しかしその点さえ誤らないようにして、中国かぶれの情熱を語学習得のために利用できるようにガイドできれば、結果はおのずからついてくる。あとは「好きだから得意」「得意だから好き」のチキン&エッグの良循環うまく入っていけばいい。

実際の学習法は人それぞれで、自分の性格に合ったやり方でいい。ある人は、一日10個の単語やフレーズを毎日コツコツとおぼえると決めて実行するだろう。そういう計画的なアプローチを得意とする人がいる一方で、ボクのように整然とした手法になじまない人もいる。大きな目標を分類整理し、さらに細かく日々の実行計画へと落とし込んで、いついつまでに何をやれば目標達成というようなやり方を不得意とする人だ。一日にこなす分量があらかじめ決まっていて、それを時間軸でつなぎ合わせ並べていくと5年後10年後には○○レベルに到達しているというような秩序あるやり方はボクにはあわない。

(つづく)


上下真っ赤なスーツとかバカっぽい派手なファッションで有名な田村議員だが、経済財政の話はまとも系でわかりやすくて面白い。

ひふみサロン(田村耕太郎参議院議員の講演)
http://www.ustream.tv/recorded/7195957

(※約50分間の講演ビデオなので話の骨子を書いておく)

日本にはまだ余力があるが残された時間は2年くらい

■財政破綻と厳しくなる国際競争

新興国の登場
英語教育
株価と地価の低迷
国債発行額
資産逃避
原発と新幹線
携帯電話
日本の技術者流出

■埋もれている日本の可能性

地方の中小企業
伝統工芸
温泉旅館のスタイル
日本酒と酒蔵
東京が面白い
鳥取
九州とアジア

■財政改善、競争力アップのための政策

スーパー特区
法人税と資産課税
払いたくなる税制

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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