日本語OCRソフトウェアの読み取り精度がかなり向上したので、印刷物のテキスト文書化がわりと簡単にできるようになってきました。まだまだ読み取りミスはあちこちに出てきますが、それでも十分実用に耐える程度にはなってきています。

「読んDEココ!」というソフトを使ってお気に入りの本をパソコンに取り込んだので、その一部(国際討論日記に関係のありそうな箇所)を紹介していきたいと思います。

まず最初は、日高レポートでおなじみの日高義樹氏の著書、

日高義樹「日本は『2番』でいい!」1988年

から、アメリカ人の理屈っぽさについての記述。





本屋にいけば、何十種類という育児書が並んでいることでもわかるように、赤ん坊のころから理屈にかなった育てられ方をしているから、アメリカ人は小学校の低学年からもういっぱしの理屈をこねる。

 私は小学校二年生になる友人の息子が「なぜ僕はツナ・フィッシュのサンドイッチを食べないかし について言い訳をするのを聞いて感心したことがある。

 ようするに嫌いなだけなのだが、「手が汚れる」「それを洗う時間がない」「洗わないとノートが汚れる」「ノートを汚さないために手を洗っているとクラスに遅れて先生にしかられる」とあらゆる理屈をならべて、食べないことを正当化しょうとするのである。

 この場合、「嫌いであること」を理由にできないのが彼にとって辛いところである。なぜなら「ツナ・フィッシュはカロリーが低く、蛋白質に富み、健康によい」という完壁な理由によって母親がつくってくれるのを知っているからである。

 母親の理由に対抗するには「ツナ・フィッシュは健康によくない」 ことを証明しなくてはならないが、それができないから、他の正当な理由を提示しなければならないというわけである。

 彼がもうすこし大きければ、あるいは「嫌い」 であることを理屈づけ、正当化しようとしたかもしれない。アメリカ人の子供なら「ツナの臭いが勉学の意欲を妨げる。学校における

最優先事項は勉学であるから、ランチにはツナはいれるべきでない」ぐらいの理屈はやすやすと考え出してしまうのである。


<引用終わり>




と、日高氏はこの本の中でこういう事例をいくつも紹介しながら、なぜ日本が日米交渉において勝つことができないのかを説明してます。

英語を学習しているといずれは、こういう世界に接することになります。掲示板での対話には実利が絡んでないので、屁理屈、むちゃくちゃな理屈が前面に出てくることはあまりなくその点は楽なのですが、基底にはこういう世界があることは認識しておく必要があると思います。

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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