ちょうどいい訓練用の文章があったので紹介します。関心のある方は、次の文章中の赤でハイライトされた名詞を、もう少し具体的な内容が分かる単語に置き換えてみてください。

 「Google VideoがしようとしていることとYouTubeがしようとしていることは重なる部分がある。両者とも技術的なことや法律的な部分などを研究し、チャレンジしている。同じこと、新しいことをしようとしている人たちが両方の会社にいる。方向がいっしょならば、いっしょにやればいいじゃないということになった」(グーグル広報)

例えばこんな風に置き換えることができます。
(※もちろん答えはないので、単なる例に過ぎません。本当は何が意味されていたのか、発言者本人にしか分からないのは言うまでもありません。)

しようとしていること→しようとしている新サービスの開発
しようとしていること→しようとしているビジネス
重なる部分がある→共通項がある

技術的なこと→技術的な可能性
法的な部分→法的な障害

同じこと→同じ研究
新しいこと→新しい分野の開拓

いっしょにやればいいじゃないということになった→
いっしょにやればいいじゃないという結論になった(達した)


「Google Videoがしようとしている新サービスの開発とYouTubeがしようとしているビジネスには共通項がある。両者とも技術的な可能性や法律的な障害などを研究し、チャレンジしている。同じ研究、新分野の開拓をしようとしている人たちが両方の会社にいる。方向がいっしょならば、いっしょにやればいいじゃないという結論に達した」




我々の日常生活の中で「こと」「もの」「ところ」などの形式名詞(実質的な意味を持たない名詞)を使うことはまったく構わないのですが、これらの「こと」を他の名詞に置き換えてみようとすれば分かるように、冒頭の例文は内容的にかなり曖昧です。しかし普段、我々はこういう文章や発言を特別曖昧だとは感じません。そこに問題があります。形式名詞の利用自体には問題はないと思います。

ただ、日本語によるコミュニケーションの際には問題にならなくても、一旦英語でのコミュニケーションとなると、我々が普段慣れ親しんでいる曖昧さが弱みとなって現れてくることもしばしばです。ですから必要となれば曖昧さを除去できるように、普段から日本語上である程度対応できるようになっておけば、英語の学習者は後々得をします(のはずです)。

また、稚拙な英語から抜け出し、それらしい英語を使えるようになれるかどうかは、この訓練の習熟度と大きくかかわっているように思います。イディオムをたくさん覚えたから、単語をたくさん覚えたからといって稚拙な英語から抜け出せるわけではないと確信しています。

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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