先日、キャンペーン中にオバマ候補が、

「アメリカの最優先事項は、2008年3月31日から撤兵を開始することだ。」

とイラクからの撤退開始時期を明確にする発言をしています。これに対して、なんと、オーストラリアのハワード首相が余計な口出しをしてしまいます。

「もし私がアルカイダを率いているなら、2008年3月31日に丸印をつけて『オバマが勝ちますように』と何度も何度も祈りをささげることだろう。」

"If I were running al Qaeda in Iraq, I would put a circle around March 2008 and be praying as many times as possible for a victory, not only for Obama but also for the Democrats."


このオーストラリア首相の発言に対して、オバマ候補の報道官が、これまたとうてい賢いとは言いがたい声明を出してしまいます。

「ハワード首相が本当にそう思うなら、オーストラリアが1400人といわずもっと派兵したらいいではいか。そうすれば我が国は、その分、兵を戻すことができる。死ぬのが自国民でなければ、強気の発言はたやすい。」

In response, Robert Gibbs, a spokesman for Sen. Obama’s campaign, declared, "If Prime Minister Howard truly believes what he says, perhaps his country should find its way to contribute more than just 1,400 troops so some American troops can come home. It’s easy to talk tough when it’s not your country or your troops making the sacrifices."


政治評論家のアームストロング・ウィリアム氏が指摘するように、仮にも大統領を目指すなら、アメリカの強固な同盟国の首相にたいしてこの物言いはよくありません。

そもそもハワード首相が余計な口出しをすべきではなかったとは言え、それにかこつけてオーストラリア政府による対テロ戦支援をやすやすと侮辱してしまうようでは、持ち前の「好印象の人物」とのイメージもすぐに危うくなるにちがいありません。他の候補者ならうまくあしらえたのでしょうが、このあたりにオバマ候補と彼のキャンペーン・チームが経験不足でまだ洗練されてない現状をみてとれます。

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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