CIA長官ジョージ・テネット(当時)

ホワイトハウスのクラークによると、テネットCIA長官とクラークはとても仲がよく、テロ攻撃への危機感、その切迫度についても同じ認識を共有してたのだそうです。CIAは大統領直属の機関なので、テネット長官は毎朝、大統領に直接あってCIAに集まった情報をブリーフィングしますが、その時に必ずテロ攻撃の可能性についても伝えるように二人で相談していたのだそうです。しかしブッシュはそれにあまり興味を示していません(クラーク談)。

テネットは、クリントン政権下でもCIA長官を務めていましたが、その頃はCIAでアルカイダを担当していたショワーからの情報に全幅の信頼を置いてはいなかったようです。後にショワーは当時のCIA執行部への批判を著作に書いています。クラークも、ショワーはビン・ラディンの排除についてCIA内部ですら説得できていなかった(クラーク談)ということですから、CIA内部でアルカイダ対策担当者と上層部との間にある程度、確執があったことは間違いありません。

CIAでビン・ラディン追跡を担当していたショワーが、ビン・ラディンの殺害については最強行派だったようで、当時はCIA上層部も彼をもてあましていたのでしょう。1999年6月にCIAは彼をビン・ラディン担当からはずしています。することがなくて図書館通いをしていたショワーが、テロ担当のCIA上級顧問として返り咲くのは2001年9月の同時多発テロの直後になります。当初からテネット長官がショワーを強力にバックアップしていたら歴史は変わっていたかも知れません。

(つづく)

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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