マイケル・ショワー氏はCIAに所属していた当時、隠密行動をするアンダーカバー、いわゆるスパイではありませんでした。分析官だったので、膨大な量のアルカイダに関する一次資料に目を通しています。その彼が今回の警告は今までとは違う、トーンが変わったと言うのですから間違いないでしょう。

アメリカ在住の人は、テロ攻撃に巻き込まれないように注意しておく必要があります。観光やビジネスでアメリカ(特に大都市)を訪れる場合も要注意です。

アルカイダの要求は、軍人を含むすべてのアメリカ政府関係者がイスラム圏(アフガニスタンから北アフリカにいたるまでの範囲)から去ることなので、ここ一、二ヶ月でその要求が満たされないからといってすぐに攻撃するとは思えません。しかし、アルカイダ結成19周年を迎える今年後半、大統領選挙の行われる2008年、新大統領の政策を見極めるための一定期間後など、数年以内には仕掛けてくるのでしょう。成功するか失敗するかは分かりませんが。

可能性は低いとはいえ、日本国内のアメリカ軍施設への攻撃がないとは言い切れません。周辺地域在住の方は、一応警戒はしておくべきでしょう。しかし「9.11を忘れてしまうくらいの出来事になるだろう」と警告しているので、やはりターゲットはアメリカ国内である可能性が高いです。

もし攻撃が成功すれば日本も経済面で影響を受けます。株式市場はすぐに反応するので、投資をしている人は9.11後の株価変動を参考にして、対策を考えておくべきです。攻撃の時期は不明なので、各々で投資タイミングをはかってください。

どんな攻撃になるかは分かりませんが、放射能物質を通常の爆弾でまき散らす、いわゆる「汚い爆弾」とか、サリンのような毒物が使われる可能性は以前から指摘されています。

マイケル・ショワー氏の分析に戻りましょう。彼は今回のビデオを見てこう指摘しています。


(1)ガダーンの要求を見ると、基本路線においてビンラディンが常に主張してきた要求と同じである。
(2)しかし使われている表現は大きく異なる。
(3)ビンラディンからのメッセージには、曖昧さ、婉曲、我慢強い口調、怒りではなく哀れむような口調などがあったが、ガダーンのビデオにはない。
(4)代わりに、自信に満ちた、容赦ない厳しい口調でアメリカへの要求が連ねられている(当然、ビンラディンとワザヒリ副官の許可の下)。
(5)アルカイダは彼らが出した要求を、アメリカが呑めるはずがないと考えている。
(6)すなわち、彼らは何らかの解決策を求めているのではなく、明らかに戦争を決意している。



アルカイダからの警告ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=nE2sh2VISTI

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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