今のところ、ソニーと教会の対立については新たな発表は出てきてないようです。

ソニー・エンターテーメント・ヨーロッパの社長が英国教会側に釈明の手紙を送り、そのやり取りの内容が公開されたところまででこの話は止まっています。両者が直接面会して交渉が続いてはいるのでしょうが、その内容については何も伝わってきてないようです。

手紙の内容

ソニー側

1.同社のゲーム中に、マンチェスター大聖堂を模したシーンが含まれていることについては謝罪する。

2.しかしこのゲームは1950年を舞台としたまったくの作り話であり、マンチェスターが現在抱えている銃の問題とは何の係わり合いもないはず。また、ストーリーは人類対エイリアンで、しかもエイリアンから教会を守る設定となっている。

3.ゲームを再現しながらご説明申し上げたい。
4.教会側からの抗議については重く受け止めている。

英国教会側

1.謝罪については感謝する。
2.しかし教会内部での暴力シーンについては、容認できないとする我々の立場は変えるつもりはない。
3.直接会談し、その席で、このゲームがどのような経過で製作されたのか、また我々が出している要求についても詳しく話をしたい。

教会側の要求

当初、ソニーに対し教会側は、

1.謝罪
2.ゲームの回収と販売停止
3.マンチェスター大聖堂が展開している銃暴力反対活動への寄付

を要求し、訴訟も検討していると豪語していましたが、この立場をどこまで維持できるのかは分かりません。英国議会はこの立場を支持しましたが、ネット上の書き込みを見る限りでは大衆からの支持はほとんどありません。だから盛り上がっていないのかも知れません。教会側の主張はこじ付けとみなされ、ゲームの回収など現実的でもないし、寄付と称して資金集めをもくろむなど強欲過ぎるとの見方です。ソーニー側に同情する法律家やゲーム評論家はいますが、教会側を支持する論評は見かけません。

教会側が支持を広げられなければ、ソニーからの簡単な謝罪で押し切られてしまうかもしれません。ゲームと暴力の関係について、一般論として論争を巻き起こせるかどうか、教会支持の声をあげてくれる団体・同盟者を見つけられるかどうかでしょう。


参考掲示板(英語)

BBC Discussion: Is the Cathedral fair game?

GamePolitics.com

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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