ちょっと間が空きましたが、前回の課題には「現象」という単語を当てはめれば十分だったと思います。もう少し精度を上げるには「経済現象」と範囲を少しせばめてやればいいわけです。

今日は課題ではなくて、説明のために次の文を取り上げて見ます。


CECは簡単にいうと、空母攻撃グループを構成する他の艦、イージス駆逐艦や巡洋艦の戦闘指揮コンピューター、それにE-2早期警戒機やP-3哨戒機をデータ通信で結び、ネットワーク化するものです。



この文中の赤文字「もの」を、より正確に表現すると「システム」「軍事システム」「情報共有ネットワークの一形態」などになるのでしょう。

同じような内容を英語で説明するときには、

CEC, in short, is a system that provides ...

という具合に説明し始めるはずなので、この System という単語をまず最初に思いつかなければなりません。

しかし(※ここからが大切)ふだん日本語で会話するときには、「もの」と簡単にすませてしまっているので、その思考パターン、癖、が急に改まるわけではありません。英語で書いたり話したりするとに a system とか a military information network などととっさになかなか思いつけません。

だから、ふだん日本語を使っているときから、できるだけ「もの」ではなく「システム」と言い切るようにしておきましょうと何度も説明してきました。日本語でやってないとダメなんです。

リスニングへの効果

この日本語での訓練ですけれども、その効果は適切な英単語を、適切なタイミングで思いつけるようになるだけではありません。

いずれリスニングにも効果が現れてきます。上の例でいえば、

CEC is an information sharing system that provides ...

と説明が始まったら、System という単語を聞き取ります。そうしたらもうそこで集中力を緩めていいんです。もう後はどんなシステムなのか小難しい説明がくどくどと続くだけです。関心がなければ「前線での情報共有だな~」「ネットワークだな~」とあちこち聞いておけば十分です。

関心があるのなら、そこからより集中して具体的な話を聞き取ろうとすればよいでだけです。

メリハリ

System というカギとなる単語さえ聞き取れば、あとは必要に応じて聞き流したり、集中したり、メリハリをつけながら説明に耳を傾ける余裕ができます。

このメリハリをつけられずに、話者の発する音すべてを聞き取ろうとすると、すぐに疲れ果ててしまいますし、メモを取ったり、説明を聞きながら疑問点を整理したりする余裕も生まれません。

大切な単語を聞き取るには、自分でもカギとなる単語をちゃんと使って、会話の中に、文章の中に埋め込められるようになっておくこと。自分で使えるようになるには、ふだんから日本語で、「もの」ではなく、きちんと「システム」と言い切れるようになっておくこと。




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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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