前回の「言い換え」に続いて、今回はもう一つ手法について書いてみようと思う。

●分解する

Youtubeのビデオをみていたら、ワイシャツのアイロンがけが紹介されていて、その中でアメリカ人男性が、手抜きアイロンがけのデモをやっていた。要するにスーツを着たときに、外から見える襟とボタンホールのある「前身ごろ」だけにアイロンを当てて、スーツの下に隠れてしまう背中や腕はシワのよったままにしておくという他愛もない話である。それを見ながらぼくは、

Why don't you try one of those...

とディスプレイに向かって言いかけたが、その次の単語が出てこない。形態安定シャツを買えばいいのにと言いたかったのだが。

「そういえば『形態安定シャツ』って英語ではどういうんだろうか。」

そう心の中でつぶやきながら、英語を無理やり引き出すときにいつもやるように、形態安定シャツの一番の特徴は何かと考えてみる。

(1)見た目で言えば、シワがよりにくい。
(2)目的、機能面からすれば、アイロンがけが簡単、アイロンがけなし。


そういう特徴がある。

であればと、次に、これに結び付けられる英単語はないだろうかと頭の中を探し回る。

シワがよりにくいのは防シワ性能。似たような響きの「防水性能」という言葉なら聞いたことがある。腕時計の文字盤にWater Resistantとシルク印刷されていたりするあれだ。ならば、その応用でWrinkle Resistant でいけるんじゃないか。

そう考え、とりあえず形態安定シャツ=Wrinkle Resistant Shirtとしてみる。

もう一方の「アイロンいらず」の特徴から考えれば、ふだんよく耳にする、何とかフリーという表現でいけるのではないか。ここは素直にIron Free を使ってみよう。

形態安定シャツ=Iron Free Shirtとも言える。

つまり、「形態安定」は、視覚的特徴をとらえれば Wrinkle Resistant、目的・機能面の特徴をとらえれば Iron Free と言えるだろうな。

ビデオを見ながら、そうツラツラと考えていた。


◇ ◇ ◇



こんな具合に、一見むずかしそうな言葉でも要素に分解してやれば、考えるヒントや取っ掛かりくらいは出てくるものだ。辞書なしでもなんとかなる。「単語がわからないから・・・」という言い訳もできなくなる。

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soudenjapan、45歳、コンサルタント。やっと英語が楽になり20年かかって英語を握ったと感じる。と思ったのもつかの間、そこには広大な未知の領域が残っているようだ。

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